日本スリーデーマーチ 日本スリーデーマーチ 第31回大会 2008年11月1日(土)〜11月3日(祝)開催
Nihon Three-day March
「日本スリーデーマーチ」は埼玉県東松山市および比企郡で繰り広げられるウォーキングの祭典です
 
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インタビュー

インタビュー 第5回 東松山逸品の会 代表 利根川實さん

東松山逸品運動を訪ねる
利根川氏の写真活気を失った商店街、シャッター通りと言われる商店街のお店、これではいけないと東松山市では、04年より一店逸品運動を展開し、大変好評を得ています。「東松山逸品の会」が押し進めているこの事業。これを進めるには大変なご努力があったと思いますが、何故始めたか、その効果、今後の展望などについて、利根川實・代表(東松山市商工会商業部長)にお聞きしてみました。なお、商工会で、一店逸品運動の事務方をしている植野正章さんにも、商工会から見た逸品運動についてお聞きしました。
この一店逸品運動は、各商店の活性化を目的に、へえー、こんないい店が、こんなサービスがあったの!! を共通コンセプトにして、どんな小さな店にも、大型店とは違う、個性豊かな商品や、人にやさしいサービスがたくさんあるとし、個店の優れたもの、技術、サービスを「逸品」として、取り上げ紹介するというものです。ものだけではなく、サービス、技術も採用しているのが今回の味噌とも言えましょう。

―:なぜ逸品運動を思いつかれたのですか?

利根川さん(以下「利」):平成14年(2002)の日本スリーデーマーチが終わった頃、商工会の浜田暉穂事務局長と今年の研修旅行は何処へ行ったらよいでしょうかね、と話し合っていたら、事務局長が「NHKテレビで、一店逸品運動というのをやっていました。元は静岡ですが、とりあえず長岡へ行ってみませんか」と言うのです。
長年商店街の活性化について皆で苦慮してきたわけですが、それを聞いて、これしかないと思いました。そこで、浜田さんが資料を揃えてくれて、副会長の内山さん、商業部の小沢副部長たちと一緒に視察に行ったわけです。長岡市の逸品運動は、4〜5カ所の商店街が組合を作って、やっていますので、こちらの考えと違っていたのですが、帰りのバスの中で、視察の意見を聞くと、皆かなり乗り気になっていました。
さらに、2月に市商工会関係の議員さん14名と商店街会長などと、その元の静岡の視察を行ったわけです。そこで「これをやろうよ」となったのです。逸品運動を一生懸命指導しているのが野口※1さんと知り、すぐに連絡を取り、第1回の講習会を6月に野口さんに来てもらい、開催しました。その年度に4回ぐらい来てもらい、指導してもらったのです。
※1 野口 智子(のぐち ともこ)
ゆとり研究所所長
特定非営利活動法人スローライフ・ジャパン理事・事務局長

余暇・ゆとり・スローライフにこだわりながらの、住民参加による地域づくりのコンサルティングに情熱を注ぐ。また、講演・研修も多数行う。東京でコピーライター、プランナーなどを経験後、静岡県に移り、企画・編集プロダクション(有)CANDIDを設立。92年「ゆとり研究所」を開設し、所長を務める。
05年末に東京に転居。
公式サイトはこちら。
もちろん、それだけで理解されることはないのですので、野口さんに来てもらったその都度、お昼頃に東松山に入ってもらい、夜に勉強会が開催されるわけですが、夕方まで野口さんと私とで、やりそうな各店をピックアップし説得して廻りました。
各店、平均20分、8店ほどを廻り、逸品運動の概要、効果、目的などをお話しさせていただきました。お邪魔しても逸品運動には参加されなかったお店もありました。しかし、何処のお店も、04年の市制50周年記念フェアーには参加してくれました。
逸品運動は、市制50周年記念フェアーに向けてスタートしました。春から準備をし、募集をし、私は120店ぐらいやろうと思って進めていたのですが、結局80店目標と言うことに落ち着きました。
実は募集をかけたら、新規事業と言うこともあったのでしょう、80店に届きそうになかったのです。努力をしまして、お陰様で80店でスタートできました。
市制50周年記念フェアーは、台風で一日しか開けませんでした。それでも、カタログやチラシの反響は、消費者から大反響で、「頑張って続けて欲しい」「こんなお店があったのか」「行ってみたい」などの励ましの声が集まり、来年もやろうよとなったのです。

―:新逸品というのもあるのですね。

逸品の写真利:04年は10点が新逸品として紹介されました。新逸品になるには、条件が4つあります。東松山らしさ、今までにないもの、みんなで開発したもの、その都度のテーマに合致しているか等です。
今年(05年)は、花とウオーキングが選定のテーマでして、今回9月に5品が選定されました。さらに、12月に残りの新逸品を選定し、06年春の春号にご紹介する計画です。
そのPRは、前回と同じく、カタログを刷って配布しようと言うことになり、年2回発行する事になったのです。これには意見があり、同じ逸品を出すと飽きられるので、1年に一回、または2年に一回でも良いのでは意見もありました。予算面もあるしね(笑い)。
1年〜2年かけてじっくりかけて開発した商品が良いのでは、という意見です。野口さんもそれの方が良いのでは、と言ってくれましたが、まあ試行錯誤ですよね。
そのカタログでは、今回からスタンプラリーが始まりました。参加店に行くと一個、さらに買い物をするともう一個押してもらえると言った具合で、スタンプを五つ集めると応募できます。抽選で賞品がもらえるわけですが、秋と来春の2回ですと、賞品の予算が半分となり、魅力が減少すると言うことがあるのです。
来年度は1回に戻せると思いますが、ともかく、中味がしっかりしないといけません。新しい店が出てきたり、各店が自分で考えると言うことは、個店だと本業の傍らですから本当に大変です。しかし、どんどん独創的な商品、サービスが開発されなければなりません。
来年度は、新逸品の開発を実施する、各店の逸品開発委員会を発足させる計画です。

市の商工会も、この逸品運動を推進しています。そこで、商工会の植野正章さんにもお聞きしました

―:初めに同じ質問になりますが、なぜ逸品運動を始めたのですか。

植野さん(以下、植):この一店逸品運動は、消費者は消費者を案内する、つまりあそこは面白いよ、おいしいよとか、あそこのサービスはすごいよとか言った感じですね。今、大型店がシェアーを占めている中で、個店が消費者に優れた商品、サービスを提供する、それを話し合い、開発し、個性化、差別化していく中で、人が元気になり、商店街が活性化する。皆で集まり、知恵を出し合う。商工会ベースで指導するのではなく、参加店が自主的に運営していく、商工会はその場の提供はするが、あくまでも場の提供にとどまると言ったスタンスです。
NHKテレビで新逸品が紹介されましたが、各商店がテーマ性を持つことで、アピールがよりできればと思っています。
これまで、利根川代表をはじめ、会の皆さんと一緒に歩んできたわけです。これまでは走りながら動いていると言った感じですね。来年度は本来の動きになるかなと思っています。

―:先ほど述べられたようにNHK(テレビ)に紹介され反響がすごいとのことですが。

植:和菓子屋さんや指付きの靴下など、反響が大きかったようですね。指付きの靴下は、スリーデーマーチでもずいぶん反響があったとのことです。

―:この逸品の会はどの程度開催されているのですか。

植:月に2回です。皆さん、お忙しいにも関わらず、熱心に参加していただいています。月に一回は、全体会議、あと一回は企画委員会です。
この逸品に申し込むには、申込書を書いていただき、年2万円お支払いいただくと、逸品商品として登録されます。カタログは9万部刷り、全戸配布ですから、それでは当然足りませんので、その不足分は市からの補助金です。
また、のぼり旗も好評ですね。市外の人には、個店は敷居が高かったが、こののぼりで入りやすくなったなんて聞きます。
幸い、当市は丸広、イトーヨーカ堂を軸に魅力あるお店が多数あり、何をすべきかが明確です。つまり、個店の魅力強化、商店街の活性化です。
この逸品運動で、他のお店の魅力を知ったなんてことも起こっています。交流が生まれているのです。
この逸品運動は、“運動”ですので、先に話しましたように、どんどん動いています。逸品の開発、カタログの整備、ウォーク・ラリーをより魅力的にする方法など、これからも進化していくと見ています。


利根川氏Photo
利根川 實 (とねがわ みのる)

1942年生まれ
上智大学経済学部商学科卒業。
呉服の修業に3年間、前橋で従事。次いで父が営む「高松屋呉服店」を継ぎ、平成元年にハリカ東松山店をオープンする。東松山市商工会理事などを歴任 。
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